マタイの福音書2章

エス様が産まれてから、博士たちがベツレヘムに導かれ、幼子イエスを初めて礼拝し、黄金・乳香・没薬を贈り物としてささげた。主の使いがヨセフの夢に現れ、エジプトへ逃げるように言った。ヘロデが死ぬまでイエス様たちはエジプトに住み、ヘロデの死とともに再びヨセフの夢に主の使いが現れてイスラエルへ呼び戻した。そしてガラリヤ地方へ立ちのき、ナザレという町に住んだ。

この2章の中に、旧約聖書の預言の成就または引用が4カ所書かれています。
2-6 ミカ書5:2の引用。メシアはユダの地ベツレヘムで生まれる。

2-15 ホセ書2:1 わたしはエジプトから、わたしの子を呼び出した。
2-18 エレ31:15 バビロン捕囚へ連れていかれる子どもに泣き叫ぶ母親・ラケル
2-23 これは預言者たちを通して、「この方はナザレ人と呼ばれる」と言われた事が成就するためであった。

このように、聖書は全体を通して、旧約聖書での預言が新約を通して成就しているという構成になっています。

そして、救い主のイエスは2度(初臨と再臨)この世に現れることが預言されています。そして、初臨の預言は全部成就しています。ということは、再臨の預言も全て成就すると考えることができます。

またマタイ2章は、イエスの出生から幼子イエスをめぐる神と闇の戦いが繰り広げられています。
ヘロデ王は自分が王なのに、預言通りに王が生まれたとの噂に恐れて、博士たちにイエスのありかを調べさせて、その後に殺そうとした。
しかし博士たちはイエスを参拝し、たくさんの贈り物をささげ、ヘロデの元に戻らなかった。
エスを殺そうとしたヘロデに対し、主の使いは父ヨセフの夢に現れ、エジプトに逃げるように伝えた。(博士たちのたくさんの贈り物がイエス様たちの旅費であり生活費となるように、あらかじめ神が供えた)

主イエスを通し、神を信じるものは幸いです。最終的な勝利は